TEXT : TOMOMI OOMACHI
PHOTOGRAPHY : TATSUYA TABII
「木漏れ日が、きれいだね」と、天気のよい日。
「葉っぱが、キラキラしてるね」と、雨の日。
中庭の木々の葉が、風にゆれ、雨にぬれ、小さな花をつける。
窓の外の変化を、ふと口にする妻と「そうだね」と答える子どもをみると、
ほんのりとあたたかい気持ちになります。
慌ただしい日常のほんのひと時、庭木に水をあげ、芝生に生えた草を抜いてみたり
陽だまりをつかまえてみたり、グラスに水をいれ、植物を生けたり
妻は、それが楽しく、リラックスする時間のようです。
時折り、「お母さん、これなんて花」と、娘との優しい会話が聞こえます。
最近、長女が中庭でよく一緒に遊んでくれるようになりました。
水筆で土間に絵を描いたり、ブランコにのってみたり、
虫をみつけては、おそるおそる触ってみたり。
お絵描きが大好きな長女、なかでも「次は、なにかく?お母さん、なにかいてほしい?」と
妻と話しをしながら描くのが、とくに好きみたいで、夢中になって遊んでいた子ども達が、
ふとキッチンにいる妻と目を合わせて笑顔になる僕の大好きなシーンです。
暮らしはじめて3年の間に、
家族がひとり増え、日々の暮らしも変化していきました。
しかし、もっとこうすれば良かったという後悔がほとんどありません。
日に日に成長する小さな長男にも、ちゃんとお気に入りの場所がいくつかあります。
ふとした時にkitokitoさんの方が、私たち以上に暮らしを想像し
細部にまで想いを寄せた提案をしてくださっていたことに気付かされます。
「すてきな家だね」「ちょっと、贅沢してる気分だね」「きれいだね」
なんて、いまだに妻と話します。
妻と思い描き
kitokitoさんにカタチにしてもらった家は、
これからも子どもたちを育み
笑顔にして僕と妻に彩り豊かな幸せを感じさせてくれると思います。
これが、私たちのkitokito Life「木漏れ日の家」