宮浦の家
『宮浦の家』
ここは三原市に計画した家族のための住宅。
敷地は小学生の通学路であったり、消防署が近い事から、なにかしら人の動きを感じられる立地だった。
まだ子供も幼い夫婦の住宅であり、この建物と一緒にどのように育って行くのか、
そのようなことを想像しながら、一つ一つの場所を考え続けて、この家は出来た。
ある時は西からの赤い光、
ある時は朝の青っぽい光が差し込んで来て、はっとすることがあった。
家族が長い時間をこの家とともに過ごしていく中で、ふとした瞬間におこる光のきれいさや、
風の流れに心が動かされるような家になってほしいと思っている。