西江原の家
『西江原の家』
祖母が住んでいた建物を、若夫婦が譲り受け始まった今回の建築。
以前からその庭にある思い出のキンモクセイと石は撤去せず
それもまた引継ぎ、生まれ変わる新たな建物のシンボルとなるように計画をしました。
庭を望むダイニングの窓は、枠を広くとり、座ることができるように。
ここに座りキンモクセイを眺めていると
何処からともなく そよ風が吹き、
ふと懐かしく、穏やかな気持ちになります。
東側に設けた吹き抜けいっぱいに広がる窓からは
朝日がしっかりと建物の中に入り込み、
心地よい光が清々しい朝を迎えさせてくれます。
そんな思い出と光と風が漂う、素敵な住まいが完成しました。