岩成の住まい
「岩成の住まい」
お客様とお会いし、家づくりが始まったのが、2020年10月。
コロナ禍の真っただ中、そしてその1年後にはウッドショックと、
私たちも先が不安な時期でした。
こんな時期だからこそ出来ることは何か。それを考え、構成した住宅です。
金額を抑えるため、出来ることと出来ないことを明確に分ける作業からスタート。
その中で最終的に残ったのが、光の入り方とそれに伴う大きな窓の配置。
この2つのみにこだわりました。
優しい光に包まれたリビングでくつろいでいただきたい。
そのために施した、窓の高さ・寄り、影を造るための壁面、
そして光を広げるために急勾配(9寸)の屋根で覆った、吹き抜けの空間。
穏やかな時間が流れるリビングを実現できたことに、ホッとしています。
完成までの時間、お客様からたくさんの勇気と元気をいただき、
住宅設計の本質を教えていただいた住宅が完成しました。