TEXT : TOMOMI OOMACHI
PHOTOGRAPHY : TATSUYA TABII
「リビングの壁一面が本棚」がずっと私の夢でした。
本はいつでも側にありました。
本棚に並ぶ本を眺めるだけで気持ちが高ぶる、ワクワクする、何気なく手に取れる。
そんな暮らしを夢見てきました。
仕事や家事に追われ目まぐるしい毎日。
ゆっくり本を手に取ることができなくても、そこに本があるだけで、
心は安らぎ、楽しみを感じることができるんです。
大きな本棚が少しずつ埋まっていき、いつか読もうと思う本がいつでも目に留まることで、
心が豊かに、満たされる気がします。
部屋から拡がるウッドデッキと緑が眩しい庭。
窓を全開にして、そよ風の中、柱に身を任せ、光に包まれて本を読む…。
至福の時。
ゆったりとしたこの場所が大好きです。
子供達は絵本をお父さんに読んでもらうのが楽しみで仕方ありません。
今日は長女から…。
「はやく読んで〜!」と心待ちにしている次女の姿が微笑ましい。
姉妹仲良く向き合っておやつの時間。2人で何のお話をしているのか。
「このあと何して遊ぶ?」
2人の楽しそうな姿を見るのが、何より幸せを感じます。
幼稚園や小学校での出来事をよく話してくれる、そんな時間が嬉しい。
なんて幸せな笑顔をするのだろう。
主人はそんな子供達の様子を見て、ここでの暮らしに大満足しています。
そして、主人も本が好きです。
心が安らぎ、楽しみ、いつも笑顔が溢れる住まい。
これから私達家族が一人ひとり成長し、それぞれどんな本と幸せを運んでくるのでしょう。
とても楽しみです。
本と光とそよ風の織りなす心地よい空間。
これが、私達のlife style 「本と共に暮らす」